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ぶっちゃけ出世してもらえるお給料は?出世率が70%上がる地方銀行で出世コースに乗るために知っておくべきこと

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ぶっちゃけ出世してもらえるお給料は?出世率が70%上がる地方銀行で出世コースに乗るために知っておくべきこと

銀行への入行が決まり出世競争に闘志を燃やしている人は多いのではないでしょうか?

本記事では、地方銀行で出世する人の特徴や実際に出世した場合、お給料はいくらもらえるのかまとめました。

後半には、銀行で働く人のリアルな声も紹介していますのでぜひ最後までご覧ください。

本記事のまとめ

  • 【出世するには】学歴・コミュ力・ノルマ達成
  • 【行員のお給料】30代から差がつく・役職に就けば1千万超え
  • 【銀行員の本音】本社・上司・お客様はストレス

地方銀行で出世する人の特徴

銀行で出世する人の特徴は、ミスせず数字を上げられる「仕事のできる人」です。さらに、銀行において出世していく人の特徴を4つご紹介します。

  • 仕事が早い・上手い・ていねい
  • コミュニケーション能力が高い
  • 行員・上司から評判が良い
  • ノルマ達成のモチベーションが高い

仕事が早い・上手い・ていねい

【早い】

銀行では、1つの契約をとるために融資申請書、稟議書、契約書などさまざまな書類が必要です。1つの書類に時間をかけていたら仕事が進まないず、不備があればさらに遅くなります。何事も前倒しでスピーディーに動くことができる人は、出世が早い印象です。

【上手い】

メガバンクと比べると、地方銀行は部署が細分化されていません。そのためマルチタスクになるので、さまざまな仕事を上手くこなせる人が重宝されます。

【ていねい】

営業(外回り)をしていると事務仕事が疎かになりがちです。事務を女性任せにしない、書類にミスが少ない、1つ1つていねいな仕事ができる人は周りからの信頼も得られ出世していきます。

コミュニケーション能力が高い

銀行員の出世に欠かせないのがコミュニケーション能力です。

出世が早い人は、コミュニケーション能力が高くお客様の懐にはいるのが上手。ネット銀行が増え、保険も証券も対面で買う必要ないがなくなってきたいま、会った人に「あなただから契約する」と思わせられるかが重要になってきます。

また、日頃から行内の職員(特に事務職員)とも関係を築いておくことも重要です。信頼関係ができている人が多くいれば、「ちょっとしたお願い」の引き受けや仕事のフォローをしてもらえることが多くなるのでスムーズに行動できます。

行員・上司から評判が良い

行員はいくら数字を上げようが、上司からの「お墨付き」がなければ出世はできません。金融は昔ながらの風潮でコネや好きな人を優先する雰囲気があるので、出世には上司にどれだけ気に入られるかが鍵を握ります。

また初めの頃は、自分1人でできる仕事は少ないので上司や先輩の補助を積極的に行うことで、仕事の順序や段取りの理解を深めつつ認知してもらうとより早く出世する可能性が上がります。

ノルマ達成のモチベーションが高い

過度なノルマは、高齢者への押し売りや不正融資に繋がるため、現在では銀行としてノルマ設定は課さない方針になってきています。

ですが、実際の現場ではチームや支店ごとにノルマが課せられていることがあります。自分一人だけではなく、チームとして数字を追いかけられる人は出世が早い印象です。

ノルマは、銀行にとって求めている数字(契約)なので課されたもの以上に成果を出す人には大きな評価がもらえます。

地方銀行|一般行員から役員になるまでのステップ

正直、銀行員でどこまで行けるかは運次第なところもあります。そもそも役員の席が空いていなければ役員にはなれないからです。

もし、運良く出世できた場合、一般行員から役員になるには以下の表のような過程があります。(※もちろん銀行によって多少異なりますので、ご注意ください。)

一般行員 支店長

代理

課長 副支店長

次長

支店長 部長 役員
 入行者の約5割 3割 1割
本部経験未OK 本部経験が必要

 

地方銀行|配属の決め方・流れ

<配属の決め方>

配属は、以下の3つを加味して人事部によって決められます。

  • 学歴
  • 本人の希望
  • 欠員補充や増員

初期配属では「学歴」が重要視され、銀行内では「学閥」と呼ばれる出身大学の派閥で判断され、銀行と学歴は切っても切れないものです。本人の希望の通りやすさは、上司との関係で変わってきます。

上司と関係が築けていれば、希望する部署や店舗に移動しやすいです。また、銀行にはいわゆる「花形」といわれる都心部や取引先の規模が大きい店舗があります。その店舗に異動が決まると「出世コースに乗った」といえるでしょう。

<配属の流れ>

初期配属の流れは、以下の通りです。

就職面接

インターン・研修

人事と配属面談

仮配属(ない銀行もある)

本配属

初期配属では、学歴を重視され希望すればで大きな支店に行けることもあります。

ただ、出世したいがために学歴だけで大きな支店にいくと経験が伴っていないので、周りについていけない人もいます。その場合「偏差値バカ」と言われたり、地方銀行のタスク量を捌ききれずにストレスだけが貯まり痩せ細っていくことも...

これから配属先を希望する場合は、慎重に考えて伝えたほうがいいでしょう。

銀行員のお給料

銀行員は、高給取りともいわれるほど一般的にお給料が良いとされています。本項では「一般企業とどのくらい差があるのか?」「出世したらいくらもらえるのか?」について解説していきます。

やはり1番気になるのはお給料のことだと思いますし、出世するためのモチベーションにも繋がるので、ぜひ一読ください。

一般企業との比較

参照:国税庁「民間給与実態統計調査」

※21年度 金融業・保険業の給与所得

年齢 一般企業 銀行
20〜24 260 288
25〜29 362 371
30〜34 400 442
35〜39 437 526
40〜44 470 592
45〜49 498 609
50〜54 514 646
55〜59 518 614

20代までは「一般企業より少し多いかな?」くらいですが、30代からは50〜100万円近く差がひらいていますね。銀行員55歳〜金額が落ち込んだのは「出向」が原因でしょう。

銀行員は50歳までに部長や役員などの重要ポストに就いていないと、関連会社への出向や取引先への転籍を命じられます。

若手行員の出向は、経験や実績を積むためであり期待されている証拠ですが、50歳を過ぎてからの出向・転籍は、いわゆる「片道切符」になり行員としての生活が終わることを意味しています。

そのくらい重役になってない55歳以上の行員は、必要とされていないのでお給料も少ないと考えられます。

関連記事:銀行員 ボーナス

役職ごとの給料

役職ごとのお給料は、以下の通りです。

支店長

代理

課長 副支店長

次長

支店長 部長 役員
1,000万円 1,200万円 1,300万円 1,700万円

出世するには、資格取得や大きな実績、上司へのごますりなど必要なことは山ほどあります。そして容易なことではないですし、努力しても重役のポストが空いていなければ出世するチャンスすらないのです。

それらを踏まえて、役職に就けたことを考えると表のようなお給料は妥当な気がしますね。

出世コースから外れたら左遷部署へ

左遷(させん)とは、いままでより低い役職や能力に見合わない業務に配置転換させられることです。 地方への転勤を左遷と呼ぶこともあります。

銀行では大きなミスや失態、素行が悪ければ出世コースからはすぐに外されてしまいます。特に銀行員は「減点方式」なので、銀行に損失を与えるようなことがあれば大きな減点になります。

大きな減点は、出世コースから外れてしまうばかりではなく行員人生にも関わってきますので気をつけましょう。

銀行員なら持っていて損はない出世に有利な資格

銀行で働くには、外務員資格検定や生命保険募集人など仕事をする上で取得必須な資格があります。出世するには、行員としてあらゆる知識を身につけるために必須資格以外のさまざまな資格が必要です。出世に有利な資格を7つご紹介します。

  • FP2級
  • ITパスポート
  • 証券アナリスト
  • 中小企業診断士
  • 税理士
  • 簿記2級
  • アクチュアリー

FP2級

「保険」「年金」「税金」「不動産」「相続」など、お金に関する知識が問われる資格です。国家資格の1つであり、銀行での仕事に役立つだけでなく節約・税金といった日常生活にも役立つ知識が身に付きます。

勉強時間目安 1次試験:1科目100~200時間

2次試験:300時間以上

受験料 学科:5,700円

実技:6,000円

受験資格 ・日本FP協会認定のAFP認定研修を修了した者(修了証明書の保持者)

・3級FP技能検定の合格者、金融渉外技能審査3級(旧審査試験)の合格者

・FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者

参照:日本FP協会

ITパスポート

ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。具体的には、以下のような知識が問われます。

  • 新しい技術や手法(AI、ビッグデータなど)
  • 経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)
  • IT(セキュリティ、ネットワークなど)
  • プロジェクトマネジメント
勉強時間目安 180時間
受験料 7,500円
受験資格 特になし

参照:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

証券アナリスト

証券アナリストを一言でいうと「証券投資・企業評価のプロフェッショナル」です。企業財務に関する知識はもちろん、資本市場や金融商品の仕組みなど幅広い知識が求められます。

証券アナリスト資格の学習で得た知識は、証券投資だけではなく企業の経営判断においても役立てられます。

勉強時間目安 200時間
受験料 3科目で13,000円
受験資格 「日本証券アナリスト協会」の通信講座を受講した者

参照:日本証券アナリスト協会

中小企業診断士

中小企業の経営課題に対し診断や助言を行う専門家です。中小企業と行政や金融機関等を繋ぐパイプ役になることもあります。

勉強時間目安 800~1,000時間
受験料 第1次試験の受験手数料 14,500円

第2次試験の受験手数料 17,800円

受験資格 1次試験:特になし

2次試験の筆記試験:1次試験に合格していること

2次試験の口述試験:2次試験の筆記試験に合格していること

参照:中小企業診断協会

税理士

税理士の主な仕事は、所得税、法人税、相続税などの申告を納税者に代わって行うことやそのための相談を受けることです。 また、決算書作成などの会計処理のサポート、資金調達、収益向上、事業承継などのアドバイスや支援なども税理士の仕事です。

勉強時間目安 3,500〜4,000時間
受験料 1科目:3,500円

2科目:4,500円

3科目:5,500円

4科目:6,500円

5科目:7,500円

受験資格 次のいずれか1つに該当する者

  • 税理士試験に合格した者であること
  • 税理士試験を免除された者であること
  • 弁護士(弁護士となる資格を有する者を含む)
  • 公認会計士(公認会計士となる資格を有する者を含む)

参照:国税庁 税理士試験の概要

簿記2級

簿記2級を取得すると、財務諸表の数字から経営内容を把握したり企業活動や会計実務を踏まえ適切な分析を行えます。

勉強時間目安 250時間~350時間
受験料 4,720円
受験資格 特になし

参照:商工会議所   

アクチュアリー

アクチュアリーとは、確率や統計などの手法を用いて数理業務を行います。保険、年金、企業のリスクマネジメントなどに役立ちます。

勉強時間目安 1科目につき100~200時間

1次試験の専門科目は300時間以上

受験料 会員の場合:1科目7,000円

非会員の場合:1科目10,000円

受験資格 1次試験:学校教育法による大学(短期大学を含む)を卒業した者

2次試験:第1次試験の全科目合格者

参照:日本アクチュアリー会

銀行ってどんなところ?行員のリアルな声

事前に銀行の内情を知っておくとトラブルを未然に防げたり気持ち的にも楽になったりします。本項ではTwitterの現役行員アカウントから「行員のリアルな声」4ツイートをご紹介します。

入行が決まっているのであれば、出世競争前の事前準備として行員の発信はチェックしておくといいでしょう。

本部と支店の意見は噛み合わない

数字を上げてほしい本部と普段の業務で精一杯な支店の苦悩ですね

お客様は神様なので我慢我慢

銀行には、お金の問題を抱えたさまざまなお客様がいらっしゃいます。たとえ理不尽なことをいわれようとも「お客様は神様」なので、我慢しなければなりません。

上司は嫌い・好きな人は稀

地方銀行は特に仕事量が多いので、サポートし合わなければ仕事がまわらないこともあります。何もしない上司に腹が立つのは当然ですね。

まとめ

銀行は、大切なお金を扱うシビアな場所であるため、行内がピリついていることは日常茶飯事です。

これから入行する人は、理不尽なことやストレスなど多く経験するでしょう。その中で出世がすべてではないですが、1つのやりがいとして目指してみるのもいいと思います。

あなたの銀行員人生が良きものになることを応援しております。

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