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【書評・感想】予測不能な世の中で生きていくために必読 |『13歳からのアート思考』とは?

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【書評・感想】予測不能な世の中で生きていくために必読 |『13歳からのアート思考』とは?

こんにちは、元メガバンク行員で現在はライターの小林(@ko8ya4)です。
小林
新人行員
『13歳からのアート思考』が最近気になっているのですが、どういう本なんですか?
自分だけのものの見方や考え方が見つかる本だよ。

ビジネスマンこそ読むべき本だよ!

小林

好きなことで生きていく。 こんな言葉が流行り始めたのはいつからだっただろう。

実はこの言葉が打ち出されたのは2014年のyoutubeのTVCMだ。

当時は「意味がわからない」「そんなことができるはずがない。」と懐疑的に感じた人が多かったはずだ。

だが、蓋を開けてみて2020年。どうだろうか。好きなことをして生きている人は増えたか定かではないが、自由に生きたいと考える人は確実に増えた。

あなたも同様に、将来自由に生きてみたいと考えるのであれば本書は一つの指針になるだろう。

『13歳からのアート思考』を読むと

・「アート思考」とは何かがわかる!

・自分だけのものの見方がわかる!

・これからの生き方がわかる!

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『13歳からのアート思考』とは?

新人行員
13歳からのアート思考ってどんな本なのかな?

「世の中の正しいものの見方」って本当に正しいのだろうか?という疑問符を提示するのが、本書の著者末永さんの著書『13歳からのアート思考』だ。

一体どういうことなのだろうか?一例として以下の例を参照してみよう。

般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「コロナ禍でのフリーランス・会社員の意識変容調査結果」によれば、フリーランスで働く人はコロナ下で経済的なダメージを追いつつも、約86%の人がフリーランスを続けたいと考えているという調査結果を提示している。

そんなフリーランスで働く人々の同意識調査によれば、フリーランスを続ける上で大切なスキルとして、「新しい発想」が大切だと考える人は43.3ポイント(コロナ前比+5.4ポイント)と大きく増加した。 この調査こそ、不確実な世の中では「新しい発想」が大切だと多くの人々が考えている根拠であろう。

冒頭で述べた「好きなことで生きていく」という例もそうだが、今後はより一層前例に囚われない考え=「正解なきアート思考」こそが重要と言えるだろう。

『13歳からのアート思考』の要約・書評

『13歳からのアート思考』では前例に囚われない思考=アート思考と捉えているんだ。

だから、決して芸術の本という訳ではないんだよ。

小林

目に見えることがアートなのか

本書は、アート作品を通してアート思考を身につけるための入門書だ。

本書の面白い点は、19世紀以前の作品を取り上げないところにある。

そもそも、19世紀以前の作品は、ただ決まりに従って描けば良かったと著者は述べている。 具体的に言えば、リアリズムと神話の世界を描いた作品だ。これが、古来の画家にとってのアート(正解)だったわけだ。 例えば、かつては写真がなかったからいかにリアルに描けるかが重要で、神話の世界がお金持ちの間で流行っていたから神話を描くのが正解だった。

だから当時は神の絵と現実っぽい絵を描いてればそれで食えたということだ。

しかし、19世紀にカメラが現れたことでアートの意味合いは変化する。

この時代から、アーティストは元来の「正解」は消失したのだと自覚する。

なぜなら、いくら現実に似たような絵を描いたところでもう写真には勝てなくなってしまったからだ。本書で取り上げているのは、まさにこの変革の時代のアート作品なのだ。

第一の変革は目に見えるものだけを作品としては描かないこと。 本書では、色彩をバグらせたマティスの絵や、多方面から見える絵を描くことで有名なピカソの絵を取り上げ、目に見える物を描くだけの世界から脱却した作品として紹介している。 これらの作品が問いかけるのが、目に写るものだけがアートなのか?という疑念だ。

Artpediaより

今まで当たり前だった「目に見える物だけを書くのがアートだ」という既存概念をぶち壊したのがこれらの作品だ。 まさに、既存の「正解」から脱却したのがこれらの作品だったと本書では紹介されている。

目の前のものが本当に見えているのだろうか

僕たちは目の前のものを果たしてちゃんと見ているのだろうか。

この問いにアートを持って答えたのはジャクソン・ポロックかもしれない。 彼は、抽象表現主義の画家と呼ばれているが、彼の作品は今までのものと比べ異質だった。 彼の作品は正直何を書いているのかよくわからない。

CNNより引用

ただ、彼の作品に意味をつけるのであれば、彼は絵そのものを書いていたと言えよう。 僕らが絵画を鑑賞するとき、僕らは知らないうちにその場面を想像している。 例えば、美しいリンゴの絵を鑑賞するとき、僕らはそこにリンゴがあたかも存在するかのように絵画を鑑賞する。 でも実は、僕らがみているのはただの紙と紙の上に塗られたインクだ。それを僕らの頭がリンゴと判断しているから、それはリンゴに見えるわけだ。

新人行員
確かに、今僕らが読んでいるのもパソコンに表示される1と0の電子信号だもんね...

そう考えると、僕らは何かを見る際に、頭の想像と現実とを相互にリンクさせモノを見ているということになる。 つまり、僕らは純粋にそれそのものを見ることができないのではないだろうか。 ジャクソン・ポロックが表現するのは、その絵をただ紙の上に書かれた絵として認識させるための作品だったのだ。

目で見るものが正しいという今までの「正解」をぶち壊す作品として、アートだと本書では紹介されている。

アートと何か?

本書の最後の章で登場するのは、そもそもアートとは何なのか?という問いだ。 僕らは知らぬまに、アートは一つしか存在しないもの。という様に認識してやいないだろうか?と筆者は僕らに問いかける。

例えば、コカコーラはアートか。と言われると大概の人がアートではないと考える。 でもびっくりすることにパックマンはアートである様だ

Momaという美術館では、パックマンのコードが美術品として備蓄してあるらしい。 つまり、アートかアートでないかを判断する要素は既に消えてしまっている。 芸術の世界においても、正解がなくなってしまったのが現代だと言えるのだ。

『13歳からのアート思考』の感想

新人行員
うーん...『13歳からのアート思考』を読んだら、頭がごちゃごちゃになってきちゃったよ。
人によって考えることは違うと思うけど、僕は以下のように思ったよ!
小林

気づけば僕も「正解」を選んでしまっていた

今までの人生を振り返ってみると、アート思考が足りてなかったなと猛省することが多い。 僕らはこうあるべきなんだと思って、俗にいう「正解」の道を歩んでしまってきたのだなと思わずにはいられない。

例えば、僕で言えばみんなが受験をしたから高校、大学受験をした。 大企業に行けば親孝行になると思って大企業に勤めた。 以前は銀行員として仕事をしていたわけだけど、ぶっちゃけ面白くも何ともない。むしろしんどいことの方が多かった。

ただ変わるのはしんどくて、心のどこかではこのままでいいやって思ってしまう弱い自分もいる。

僕みたいな人って割と多いのではないだろうか。 でも、心のどこかではこんな毎日を変えたい。もっとワクワクする毎日を過ごせたらいいのに。とも思ってはいる。

だから理想の日々を妄想する。こんなサービスがあったら面白いよなとか、これは売れそうだなとか。 本書を読むと、こうした妄想も一つのアート思考なのだと教えてくれる。 日々悶々と過ごしている僕らの毎日は決して無駄ではないのだ。と自己肯定感を増してくれる本だ。

こんな時代だからこそ今自分自身の導き出す答えを大切にするべきなんだ。 そんなポジティブな考えをする僕らの背中をそっと押してくれるのが本書の位置づけで、だからこそ本書は売れているのだと思う。

今こそ自分のやりたいことを考え続けるときだ

アートの概念は崩れ去ったと本書は教えてくれる。と、同時に僕らの仕事の概念も今まさに崩れ始めていると気づく。

実は僕らが日々悶々と考えている、ああしたらいいな。こうしたらいいな。は形にできる時代なんだ。 僕らにあと必要なのはアクションだけだ。

例えば、自身の想像しているサービスにエンジニアが必要なら、そんな仲間を作ればいい。もしくは自分がエンジニアになればいい。

もし、ここまで読んでくれた方がいるとするならば胸に手を当てて考えてみてほしい。本当にしたいことは何なのかを。

その情熱がこれからを生きるためのバネになるはずだ。

まとめ

本書を読むと、アート作品を通してアート思考(探究の精神)を学ぶことができる

本書を読んでいると、アートの世界もビジネスの世界も似ているところがあるなと感じる。 筆者が今こそアートを学び直すときだと述べているのは、まさにこれが理由だろう。

現在、僕らを取り巻く環境は大きく変化している。

ものがインターネットと繋がるIOT、在宅ワーク、フリーランス。これらの現象は果たして10年前の正解だっただろうか?かつては正解であった年功序列制度は今の時代でも「正解」と言えるのだろうか?

こんな時代だからこそ、自分のやりたいこと、知りたいことを深堀り考えることが大切なのだろう。 そんなふうに思わずにはいられなくなる一冊が本書である。 めちゃくちゃいい本だという噂もさることながら、今を生きるビジネスマンには必須の一冊といえるだろう。

新人行員
新しいことにチャレンジしていこう!という気になったよ!!

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