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僕らは世界を創っている 〜「嫌われる勇気」を考察する〜

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僕らは世界を創っている 〜「嫌われる勇気」を考察する〜

目次
  1. 「嫌われる勇気」とは?
  2. 感想/考察
  3. どのように実践できるか
  4. まとめ

「嫌われる勇気」とは?

一時期自己啓発本となったアドラー心理学。 「嫌われる勇気」を読めば、アドラー心理学が学問の為の学問ではないことを強く実感できるでしょう。 「嫌われる勇気」とは、一人の青年が、哲人との会話を通してアドラー心理学を理解し、実践する「勇気」を会得する話です。 青年は、現在は過去の出来事や環境に起因して生まれるというように述べます。 それに対し哲人は、過去のトラウマなんてものはアドラー心理学では存在しないというように述べる。 青年が、人生には人に認めてもらうことが大切であり、承認欲求を得ることで生きがいを感じるのだと述べる。 一方哲人は、承認欲求は存在せず、人の期待に応えようと生きると次第に自分の人生ではない人の道を歩むことになると述べる。 青年が、人は変わることなんて出来やしないのだと主張する。 哲人は、どんな人間であろうとも、変わることができる。アドラー心理学を受容し、「勇気」を持って歩めば、と述べる。 本を読んでいると、二人の考え方は真向から対立しているようにも思えます。 しかし、根本は変わらず、二人とも善く生きたいという願望を持っていることは同じです。 違うのは、個々の事象の捉え方なのだということを強く実感できる話だと思います。  

感想/考察

世界を自身の色眼鏡で見ていることを再認識できる 言い訳は変わらないでいる為の口実と気づく 自由になるためには「嫌われる勇気」が必要だ
 

世界を自身の色眼鏡で見ていることを再認識できる

「嫌われる勇気」を読むと、僕たちが世界を色眼鏡で見ているということを再認識させてくれます。 それは哲人の言葉から始まります。
世界は信じがたいほどにシンプルなところですし、人生もまたそうです。「嫌われる勇気」より
僕らは気づかぬうちに物事を主観的にみています。 僕は世界はシンプルだという考え方に対して、そんなことはない。と思います。 しかし、それは僕が世界というものを複雑にみているからです。 そして、大事なことは主観で世界を創りだしているという事実を認めることだと思います。 世界は主観によってできているということを許容するのであれば、世界を変えることは僕たち自身の認識の変化により可能だということになります。 僕たちが色眼鏡の色を変えることにより、世界のあり様も変化するのです。 これが何故重要な観念かというと、僕たちは決して無力ではないことを実感できるからだと思います。 世界に絶望している自分を世界のせいにするのは、責任を世界に転嫁するということです。 もちろん楽なことかもしれませんが、決してその人は絶望から離れることができないということになります。 しかし、自分が創り出しているとするならば、絶望は克服できるというロジックが生まれます。 仕事に関してもそうだと思います。 現在銀行員をしている僕は、自分がしたい仕事で生きて行くために現在奮闘中です。 これを銀行員が副業を始めるなんてけしからん、とか、本業に害がでると考えるのはその御仁の考え方です。 僕には僕の考える世界があり、この世界だけは人に侵害されません。 アドラー心理学の一番最初に出てくる話なのですが、世界は主観によりできていると認識することは非常に重要な観念ではないかと思うのです。  

言い訳は変わらないでいる為の口実と気づく

本書でも取り上げられていますが、原因論で物事を捉える方が多いのはないでしょうか。 「今僕は猜疑心で一杯だ、それはかつて人に騙され、裏切られたからだ。」という様に、過去の出来事が現在の自分を起因している様に捉えるのが原因論です。 原因論に対し、哲人ならこれを、猜疑心でいっぱいな自分の方が都合がいいから、現在猜疑心でいっぱいなのだ。という目的論で答えるでしょう。 例えば僕はかつて以下の様に考えていました。 「現在は仕事で忙しい、だから今独立のために動くことなんてできない。」 これは言い訳でしかないことに気づきます。 僕がかつて選択していたのは、今のままの僕でいること。です。 心の奥底では、独立しようと思い足掻いて失敗してしまったら、僕は夢に破れてしまうと思っていたのかもしれません。 だからこそ僕は動き出そうと決意し、実際今動き出しています。 成功するか、失敗するかはわからないけれど、やらない自分よりやってる自分の方が好きになっているのは確かです。  

自由になるためには「嫌われる勇気」が必要だ

自由とは何かを考えるときっと話が長くなってしまうと思うので、皆さんの思う自由を思い浮かべてみてください。 僕の思う自由は、「自分がやりたいと思ったらすぐにそれが実行できる状態」のことを指します。 しかし、そんな自由人でいるためには必ず批判が付きまといます。 例えば、僕の親は誰よりも僕が銀行員になったということを誇りに思っていてくれます。 もしかしたら、親は僕が銀行員をやめたとしたら深く悲しむかもしれません。 深く嘆き、育て方を間違ったのだろうかと深く思い悩むかもしれません。 でも、僕はそれでも自分の自由を追求し続けたいと思っています。 自分のしたいことが現在の社会人とかけ離れていれば離れているほど、人から嫌われる可能性は高くなります。 でも、それは自由を得るための対価なのだと思います。  

どのように実践できるか

正直アドラー心理学が全て理解できたかといったらそんなことはなく、わかってないことの方が多いと思います。 しかし、「嫌われる勇気」を読むことにより、前へ前へと進む考え方を学ぶことができるのは間違いないことだと思います。 他者の評価にとらわれず、人から嫌われることを恐れないというこのを心の中に留めておく。 それだけで一つの実践になるのではないかと思います。  

まとめ

「嫌われる勇気」は変われない自分に変わる勇気を与えてくれる本だと思います。 世界は変えられないけど、自分の世界の見方なら変えられる。 本を読み、辺りを見渡すと少し世界が変わって見える。そんな素敵な本だと思います。 似たような考えとしては他に「選択理論」という考え方もあります。 どちらも経営者が取り入れている考え方の根本ですので、一度読んでみてはいかかでしょうか? [st-card myclass="" id="119" label="おすすめ" pc_height="" name="" bgcolor="" color="" fontawesome="" readmore="on" thumbnail="on" type=""] [itemlink post_id="218"]]]>

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