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銀行員として出世するために必要なことを元メガバンカーがまとめました

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銀行員として出世するために必要なことを元メガバンカーがまとめました

銀行員になったからには、「銀行員として出世したい」「同期の中で1番に出世コースに乗りたい」と思う人も多いですよね。

何百人といる同期の中で、出世できる人は一握り。1番になるにはがむしゃらに努力するだけでなく、出世するため必要なことを知っておくことが大切です。

今回は、現在30代で部長代理になった私の元上司にお話を伺いました。

正直、かなり赤裸々に説明してしまっていますので、記事が消されないことを心から願っています。

本記事のまとめ

  • 銀行員の出世コースは本店と本店以外にもある
  • 出世に必要なのは「学歴」「実績」「上司へのごますり」
  • 銀行員からなら転職・フリーランスでも稼げる

銀行員の出世コースとは?

銀行員の出世コースに乗るためには、銀行の経営や核となる部署にいくことが大切です。

「出世コースに乗った!」といえるTHE出世コースを、本店と本店以外に分けて3つずつご紹介します。出世したい人なら、目指すべき場所ですので覚えておきましょう。

花形・出世コースといえる本店での部署

①経営(戦略)企画部

 経営陣や本部各部、営業店の意向を汲み取り、事細かに調整・分析を行います。そのうえで方針を定め、より良い銀行にするための計画を立てていく部署です。

予算や決算の管理など、銀行のお金に関わる中心的な存在でもあります。また、銀行によっては、報道機関へのニュースリリースも仕事の1つになります。

メガバンクの場合は、相当優秀でなければ経営戦略部・企画部には進めません。

②法人営業部

法人を顧客として営業を行う部署を指します。

自治体や団体などの大口顧客を対象とし、融資業務を中心とした幅広い金融サービスの提供や企業などの法人顧客に対しても、融資や預金などの金融サービスを提供し金融を通じて経営・事業支援を目的とします。

法人営業部は数多くありますが、その中でも規模が大きい。あるいは都心に近い法人営業部が花形。言葉通りの「ご栄転」となることが多いです。

③M&A部門

企業の買収や売却のお手伝いをする部門です。

M&Aは、規模拡大・資本の増強・事業承継等さまざまな目的で行われ、その手法も買収・売却・資本提携・合併・事業譲渡等さまざまなものがあります。

一口に買収や売却といっても、多様かつ複雑なプロセスがあるのがM&Aです。案件全体の運営や交渉の進め方など専門的な知識が必要な部署になります。

出世コースといえる本店以外での部署

①老舗店舗

「母店」「旗艦店」など、呼び方は、各銀行によってさまざまですが、要は融資額・預金額の多い店舗のことです。扱う金額や規模の大きい店舗への異動は出世コースといえるでしょう。

②海外支店(主要都市にある支店)

国内だけでなく、海外への人事発令を受けることもあります。海外と聞くとエリートなイメージがありますが、全ての赴任先が当てはまるわけではありません。

金融の最先端であるニューヨーク、ロンドン、更にアジアで日系企業のビジネスが多い香港、バンコクあたりだと出世コースに乗ったといえるでしょう。

③労働組合

「もはや銀行ではない?」と不思議に思った人もいるかもしれません。労働組合へは、異動ではなく他者推薦で選ばれた人のみいくことができ、労働組合休職というかたちで銀行を退職する扱いになります。

労働組合の場合、一時的に退職となりますが、昇格等の出世レースにおいて遅れることはないです。

労働組合に入ると、取りまとめた要望を社長や頭取に直接お願いする機会があり、直に経営層と話ができ視野や人脈を広げることできます。

初期配属の時点で出世できるかどうか決まってる

支店の中にも「出世しやすい支店」があり、初期配属でそこに行けるかどうかが出世の分かれ道です。

すでに行員として働いてる人がほとんどだと思いますが、もしこれから目指す人がいらっしゃれば、初期配属は学歴と配属面談で決まることを覚えておきましょう。

また、面談では「個人として努力しコミットできる」ことをアピールすると、出世しやすい支店にいける可能性が高いです。

なぜなら、出世しやすい支店では常に大量のタスクが与えられており、優秀な行員も自分の出世のために消化するのに必死だからです。自分で今やるべきことを考えながら一人でも行動し結果を出せる人が求められます。

配属されると出世が早い場所

配属されると出世が早い「出世しやすい支店」は、以下の通りです。

  • 丸の内
  • 銀座
  • 本店周辺
  • 東京23区内
  • 大阪
  • 名古屋

上記にあげた場所は、扱う金額や規模の大きい店舗です。規模が大きければ、統括しているのはかなり力のある支店長だといえます。力のある支店長は、人事権を持っていたり本店とのパイプも太いです。

数字を上げることは大前提で、支店長に気に入られることができれば出世のスピードも格段に上がるでしょう。

本部勤務はエリートだらけ!実績と経験を積んでから本店もあり

本店へ異動できたらすごいことですが、上には上がいます。「本店へいけたやったー!」と喜ぶのも束の間、本店はエリート揃いで競争は激戦です。

周りにライバルがいたほうが燃える人もいるかもしれませんが、桁違いのノルマや期待にプレッシャーを感じてしまう人も多いです。いつもならしないようなミスをしてしまうことも増えるでしょう。

銀行の評価は、減点方式なので、一度ミスしてしまうと巻き返すのは難しいです。支店に逆戻りなんてこともあり得ます。

リスクを避けるには、生き急いで新人の頃から本店を目指さず、中枢支店を3〜4店舗異動して実績と経験を積み、ゆくゆくは本店へいくのも1つの手です。

(そこそこの実績と)学歴だけで本店に行くと、実力が伴っておらず、すぐ周りのエリート集団に蹴落とされてしまう場合があるので、銀行員としてどのようなキャリアを描きたいのかよく考えて選びましょう。

出世コースに進むために必要なもの

大前提、出世コースに進むために必要なものを3つご紹介します。

  • 学歴
  • 実績
  • 上司へのごますり

学歴

銀行には、初期配属に学歴を重視したり「学閥」と呼ばれる出身大学の派閥があったり、高学歴だと優位になることが多いです。

たとえば、初期配属の面談時に高学歴の人が「首都圏」を希望すれば東京や23区内になるでしょう。ですが、そこそこの学歴であれば千葉や埼玉など、東京以外の関東圏になる可能性が高いです。

高学歴とそうでない人は、スタートラインが違うといっても過言ではないです。

学歴は、努力した証として評価されて当然だと思います。ただ、学のない人の立場からいうと「過去のことはどうすることもできない」ですよね。その通りで、過去のことを悔やんでも仕方がないですし、高学歴でないからといって落ち込みすぎることはありません。

次項では、学歴をもカバーするいまからできる出世コースに進むためのことをご紹介します。

実績

実績というと「大きな契約をとらなきゃ」「営業成績をあげなきゃ」と思うかもしれません。もちろん、数字を上げることも大事なことですがそれ以上に出世コースに進むために気をつけなければならないことがあります。

銀行は「減点方式」だということです。

入行時点で100点が与えられ、ミスをする度にマイナス2点・3点と持ち点が減っていきます。

自分だけでカバーできるような小さなミスや失敗であれば大したことはないですが、銀行の収益に関わるようなことや顧客からのクレームに発展するようなことをしてしまうと大きな減点になります。

大きな減点は、出世コースから大きく外れてしまうことになりかねません。一度のミスも、ことの重大さによって一生記録に残り続けますので気をつけましょう。

上司へのごますり

銀行員は、完全に縦型社会です。上司は権威と権限を持っているので、いわれたことは絶対ですよね。銀行員の内情をドラマ化した「半沢直樹」では、上司やトップに忖度せず自分の意見を貫く銀行員が主役となっていました。

ですが、実際そんなことしてる人はいませんよね。仮に「倍返しだ!」と言おうものなら100倍返しで出世の道だけでなく、銀行員として終止符を打つことになるでしょう。

規模が大きい店舗の支店長になればなるほど、人事との繋がりが濃く気に入られることは出世への近道です。一般的に異動の人事を決める人事部の情報源は、管理職からのルートが多いため、仕事はもちろんプライベートで大きな問題を起こさないよう留意しましょう。

出世レースに外れる人の特徴

当たり前ですが、横領やそれに加担する行為など犯罪に手を染めるようなことがあれば、一発アウトです。

また、地味に多いのが女性関係のトラブルです。誰にでも手を出して、噂になれば信用が落ちるのは目に見えていますよね。

現在は、かなり改善されていますが「結婚している人のほうが出生しやすい」といわれているのは「身が固まっているから」ということです。本項では、出世レースに外れる人の特徴を3つご紹介します。

  • 人の懐に入れない
  • 争い事が苦手
  • 正義感が強すぎる

人の懐に入れない

銀行は、上司や経営陣にごまをすってなんぼの世界です。 上司に気に入られなければ、出世を左右する人事へ良い評価をあげてもらえないのですから。「成績がよければ関係ないんじゃない?」と考える人がいたら大間違いです。

銀行内で「なんであんな仕事の出来ない人が支店長になったんだ!」という愚痴を聞いたことがあるのではないでしょうか?また、ずば抜けて仕事ができたわけじゃないのに、同期の中で1番に出世していたとか。

答えは簡単で、上司に気に入られたからです。上司だけでなく、顧客の懐に入れるかどうかも大切です。仕事とはいえ、相手も人間ですから好感がもてる人のところで契約したいですよね。

自分は話すのが苦手だから...とか、関係ないのです。銀行員として出世したいのであればもう一人の喋れる自分を作り出しましょう。

争い事が苦手

銀行に限らず「出世」は、競争です。限られたポストをどれだけ周りより早く手に入れられるか、自分が出世するために誰かを蹴落とす覚悟がある人が上へいくことができるのです。

とはいえ、そんなにギスギスした中で仕事をしていたら精神的に疲れてしまいますよね。なので、ライバルを起爆剤に「周りが頑張っているから自分も負けないくらいやろう」と自分を鼓舞しながら仕事をするといいかもしれませんね。

正義感が強すぎる

悲しいことに、融資をした会社が全てうまくいくとは限りませんよね。経営状態がうまくいっていない会社もあり、倒産されては困るので銀行員は取引先を厳しく審査します。

時には、資産から返済をお願いしなければいけないこともあります。経営状態が悪いときほど、企業はお金を借りたいし、個人的には貸してあげたいですよね...そんなとき心を鬼にできる人が銀行員としては向いています。

また、「お金を貸してくれるならいま使ってるクレジットカードを全て銀行のカードに変える」というような提案もあったりします。

正当な契約方法とはいえないですが、ノルマ達成のためやらざるを得ないことも...。正義感が強すぎるとこういった場面をうまく切り抜けられず、成果をあげられない人として出世レースから外れてしまいます。

出世が全てではない|できないなら好きな道にいこう

銀行員として働いて、ここまで読んでくださった人の中には「出世してみせるんだ」と闘志を燃やす人もいれば、「自分はそんなに頑張れないかも」「そこまでして上に昇りつめようとは思わないかも...」と思う人もいるのではないでしょうか?ここでは出世以外の道を3つご紹介します。

  • 出世コースを外れたからといって銀行員人生は終わらない
  • 銀行員が嫌なら転職
  • 会社員が嫌ならフリーランス

出世コースを外れたからといって銀行員人生は終わらない

銀行員のほとんどは会社でいう「平社員」で、トップの席は限られた数しかありません。周りを見ると平社員だらけです。ですが、周りの人たちは毎日普通に出勤して仕事をして生きてますよね。

「仕事が全て!」「仕事が生きがいです!」のような人は、出世コースから外れたとわかった瞬間、抜け殻のようになることもあります。

ですが、元々そこまでのモチベーションがない人や新しい生きがい(家族や趣味)を見つけた人からしたら出世はそこまで人生を左右することではないのではないでしょうか。

銀行員が嫌なら転職

「銀行員として出世は難しそう」「でもキャリアアップはしたいな」という人におすすめなのが転職です。

出世争い・足の引っ張り合いや上司のご機嫌取りに疲弊し、銀行員から転職する人は多くいます。銀行員のように、正確で数字に強い人材を求める企業は多いので、強みを活かしキャリアアップの一環として転職を検討してみてはいかがでしょうか。

会社員が嫌ならフリーランス

銀行員のような、完全なる縦社会にうんざりしてる人は多いですよね。銀行に限らず組織に入ると軍隊や宗教のように全てが決められて、自分の思うように仕事ができないことがあります。そんな人にはフリーランスとして自由なスタイルで働く方法もあります。

もし、副業を初めてみたいとお考えなら、下記の記事をご覧になってください。

僕は、銀行を辞めた後に3ヶ月で月収50万円を達成しました。

その具体的な方法を下記にまとめています。

関連記事:銀行員 ライティング

まとめ

現在の銀行は、ネットバンクの増加により支店数も減少しつつあります。そのため、銀行員はもちろん「支店長」のポストは年々競争の厳しさを増しています。

なので、銀行員として出世していく道を選ぶのであれば、ご紹介した「出世コースに進むために必要なもの」を理解し、行動していくことが重要になっていくでしょう。

もし転職やフリーランスを選んだのであれば、銀行員として身につけたスキルや経験は一生自分のものです。ムダになることは1つもないので、自信を持って挑戦してみてくださいね。

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