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「銀行員に向いてる人ってどんな人?」
これは就活生のみならず、銀行員さえも抱く質問のうちの一つです。
結論から述べると、「性格がずぶとく、それでいて仕事には繊細に取り組める。常に仕事のことを考えていて、休日でも自己研鑽に取り組める。顧客のことを知り、顧客に合った提案ができる。何よりもノルマを楽しめ、実際に達成できる人。上の指示には従える人」が向いています。
あなたが上記のような人であるならば、銀行員は天職です。是非続けてください。
でも、多くの人はそんな器用には生きることができません。
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ぶっちゃけ、メリット・デメリットで考えてみるのがベストです。
銀行員に向いてる人は?
銀行員が天職になり得る人はなかなかいません。
ただ活躍できる人には以下のような特徴があります。
性格が図太い
銀行員をやっていると上司から怒られることが多々あります。
それが真っ当な指摘なら納得もできるのだろうが、中には八つ当たりのような理不尽な怒られ方をすることも。
一つ一つの指摘を真面目に受け止め、直そうとしていては心が壊れてしまいます。
図太い性格で、細かいことを気にしない人が向いています。
人間関係がドライ
銀行員は減点方式です。
だから、責任はなるべく他の人に押し付けられる人の方が向いています。
ある程度人間関係にドライでいれる人が無駄な責任を負わずに済みます。
努力ができる
銀行員になると、取らなきゃいけない資格が多いです。
財務理解のために、簿記・銀行業務検定などをとる必要があるし、それが人事制度にも反映されることが多いのが現状です。
他にも、銀行商品の内容は都度入れ替わるし、担当顧客が入れ替われば新しい業界の研究も必要です。
なので、状況に応じてコツコツとした努力ができる人が銀行員には向いています。
ノルマを楽しめる
純粋にノルマを楽しむことができるスキルも必要です。
目標がないとやる気が湧かないというタイプには、銀行の営業は向いていることでしょう。
ノルマを達成できれば人事評価も良くなるし、周りからの風当たりも少なくなります。
人のために動くのが楽しい
顧客のことをとことん調べることができる人には銀行員は向いています。
銀行員はあくまでもアドバイザーでしかなく、最終決定をするのは顧客です。
だから、徹底的に顧客に向き合い、課題解決に全力で取り組む必要があります。
なんならそのために動くのが楽しくてたまらない。
そんな人に銀行員は非常に向いています。
銀行員に向いていない人
銀行員に向いていない人にも特徴があります。
そんな人たちはどうなるかというと、心に負担がかかり鬱になることも。
銀行員をしていると、同期や先輩、そして後輩が鬱になるなんて話はよく聞くことでしょう。
気付いたらふと居なくなっているなんてこともあるので、以下をチェックしてみてください。
性格が繊細
人に言われたことを気にし、周りからの目を気にする真面目で繊細な人には銀行員は向いていません。
銀行員になると、理不尽に叱られたり、意味不明な要求を受けたりすることは多々あります。
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最悪そのまま鬱になって、そもそも「仕事」ができなくなってしまう人もいます。
もし、あなたがこんな性格だとしたら本当に銀行員はやめてしまった方がいいかもしれません。
優しい人
他の人が困っていたら助けてあげたい。そんな優しい人には銀行員は向きません。
銀行の世界はシビア。
他人を助けようとし、失敗をしてしまったらいとも簡単に責任はあなたに転嫁されます。
同期に対する手助け、そして後輩に対しての気遣いはない方が銀行員としてはうまくいきます。
勤務外は自分のことをしたい
休日は仕事のことは忘れて自分のことをしたい。そんな人に銀行員は向いていないかもしれません。
休日は更なるステップアップのために銀行業務の理解、顧客理解に励める人の方が銀行員には向いています。
勤務外の時間でも、いつ顧客の新しいプレスリリースが出るかもわからない。
そんな情報に敏感の方。休日も仕事のことを考えられる人の方が銀行員は向いています。
ノルマなどは苦手
数字をやれない人は銀行員には必要ありません。
本部に行き、評価を考えることのできる部署に行けるのであれば別です。
しかし、基本は上の方針に従い数字を積み重ねることのできる人間の方が銀行員には向いています。
自分のために行動するのが好き
究極の話、自分のために行動したいという人は銀行員はやめた方がいいかもしれません。
銀行員の仕事は、顧客に対し最適なソリューション提案をすることです。
だから、「自分をもって行動したい」という強い意志を持つ人は違う仕事を選んだ方がいいでしょう。
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銀行員に向いてなくても、銀行員を続けている人もいる
実際、銀行員に向いてなくてもなんだかんだ続けられている人もいます。
そうした人は以下の2パターンに分かれます。
- どれだけ辛くても転職できない・したくないパターン
- 自分を殺せるパターン
どれだけ辛くても転職できない・したくないパターン
いわゆる窓際族になるパターンです。
特に僕が以前勤めていたメガバンクではこうしたパターンの人もいました。
銀行員は給料が高いことが多く、「給料ランキング」などで調べてみると銀行の給与は他業種に比べても良いのが特徴。
そのため、給料が下がってしまう転職ができず、そのままずるずると居座り続けてしまうのです。
割り切って「仕事は金をもらうためのもの。」と思えるのであればこのパターンになるのは選択としてありかもしれません。
自分を殺せるパターン
ストレス耐性が高い人に多いのがこのパターンだと思います。
本来の自分を殺し、仕事のための新しい人格を作り適応させるのが得意。
そんな人は銀行員を続けられます。
実際の自分の性格を押し殺すため、ストレスは非常にかかるもの、慣れてしまえばうまく立ち回れるようになりますよ。
辛くなったら辞めよう
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どうしても仕事が辛い。と思ったらやめてしまうのも一つの手です。
無理して仕事を続けていれば、ストレスが蓄積し、最終的には鬱になってしまう可能性もあります。
転職は若ければ若いほど門が広がっています。
銀行員には優秀な人が多く、銀行内では成績が振るわなくとも、外部に出れば目が開くこともある。
大事なことは、銀行だけでしか働けないと思わないことです。
まとめ
結論、銀行員にめちゃくちゃ向いている人なんていない。
誰しもが必ずストレスを抱えた生き方をしているのが銀行員という仕事です。
ただ、ストレスを抱える分、社会的なイメージは良く、年収も高いです。
バランスよく器用に生きられるのであれば、銀行員を仕事として選ぶのはアリだと思います。
一方で、器用に生きることが難しい人には銀行員はあまり適していません。
自身の適正について考えた上で、今後のキャリアについて真剣に検討してみるのが良いでしょう。
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元バンカーのECオタクです。現在は中国OEMなどで生計を立てています。一企業の経営者です。