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【本音】銀行員のボーナスはどのくらい?高くなるのは30代でそれまでは低い!

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【本音】銀行員のボーナスはどのくらい?高くなるのは30代でそれまでは低い!

銀行で働けばボーナスが多くもらえ高給取りになれる、なんてイメージが強くありませんか?

少し前には、銀行員として働けば将来は安泰、高給取り...だったせいか、50代以上の親世代は「銀行員は良い仕事」だと考えている方は多いですよね。

しかし、実際にボーナスが高くなるのは30代からです。

このため、若いうちに稼いで将来はリタイヤしたい...と考えている方からすると、銀行員は少しアンマッチな仕事と言わざるを得ません。

Jony(元銀行員)
残念ながら銀行員って若いうちはボーナス多くないんです(涙)

そこでこの記事ではメガバンクで働く「ボーナス」について、銀行員の本音を紐解きます。

  • 年収
  • 各都市銀行員のボーナス金額
  • ボーナスが低い理由
  • ボーナスを上げる方法

上記内容を本音ベースで解説しますので、これから転職や就職に銀行員を考えている方、ぶっちゃけ割りに合わないな...と考えている方は参考にしてみてください。 

本記事のまとめ

  • 意外と多くない銀行員のボーナス
  • 銀行員におすすめの副業3つ
  • 銀行員は転職に有利

結論:銀行員(メガバンク )の若手のボーナスは低い

高収入や福利厚生の待遇が良いとの理由で、銀行員になりたいと思っている方は多いのではないでしょうか?

しかし、一般企業よりもボーナスは高めかもしれませんが、銀行員のボーナスはそこまで多くないというのが実際のところです。

銀行員のボーナスは年に2回(6月と12月)ありますが、入社5年目まで一回ごとのボーナスの平均を表にすると以下のようになります。

入社1年目 2年目 3年目 4年目 5年目
30万円 35万円 40万円 45万円 60万円
新人行員
これは多いのか少ないのかよくわからないね...。

それでは高級取りとして有名な5大総合商社の中の一つ「三菱商事」のボーナスはどうなっているかというと以下の通りです。

入社1年目 2年目 3年目 4年目 5年目
50万円 80万円 200万円 250万円 300万円
先輩行員
比較対象が悪いかもしれませんが、銀行員のボーナスは高くない!と認識しておくとよいでしょう。

銀行員(メガバンク )の年収

一般的にメガバンクと呼ばれる大手銀行は以下の3つです。

  • みずほ銀行
  • 三菱東京UFJ銀行
  • 三井住友銀行

2021年8月に発表された東京商工リサーチによる「平均年間給与」調査によると大手銀行の平均年収は767万3000円(前年度 762万5000円)となっています。

ここからは、もう少し粒度を上げて以下の年代における銀行員の年収を算出してみましょう。

  • 入社5年目まで:440万円程度
  • 入社10年目:1,000万円程度
  • 入社15年目:1,200万円程度

200入社5年目まで:440万円程度

新卒で入社した銀行員は肩書きや役職はなく、「一般行員」「行員」から始まります。

入社5年目までの大体の年収はおおよそ横並びです。

しかし、この5年間である程度人事評価が決定されると言われており(噂があり)、いかにミスなく上司からの信頼を勝ち取れるかで、その後の出世が決まります。

先輩行員
例えば、お酒の失敗、行内での不祥事、警察沙汰なんかになればもう出世の道からは大きく外れることになります。
新人行員
あとは度重なる行内テストで落ち続けたりすると結構行先真っ暗っていいますよね...。

次の章「各都市銀行員のボーナス金額」の中で紹介する3つのメガバンクの平均年収から計算すると、入社5年目までの平均年収はおおよそ442万となっております。

入社10年目:1,000万円程度

入社10年目になると、おおよそ年収1000万円が手に届くようになります。

銀行によって変わりますが、例えば三菱UFJ銀行では入社して7年目が最初の大きな分岐点となり今後の昇進に大きく関わります。

この時点で「支店長代理」や「調査役」という、銀行に入社してから最初の昇格で到達する役職につけば年収が100万以上アップし、年収が950〜1000万円程度貰える様です。

先輩行員
法人営業部だと、部長代理に昇格するのがこのくらいのタイミングですね!

自分の営業ノルマや仕事の負担も増え、後輩のOJT教育を任されたり支店のノルマの管理を任されたりと責任が増えるのが、心の負担になる人もいるみたいです。

入社15年目:年収1,200万円程度

大体入行者の約3割が30代後半で年収1200万円が手に届く役職につきます。

支店長代理および調査役の一つ上の役職が課長および上席調査役になります。

先輩行員
いわゆる管理職に該当します。

上席からの指令を受けて、担当する課や支店の成績を伸ばすための運営をしていく中間管理職です。

自ら顧客の担当を持つことはほとんどなく、部下の相談に乗ったり、営業のサポートをしたりとフォローや提案をする役割となります。

各都市銀行員のボーナス金額

銀行員のボーナス金額を各銀行に分けてご紹介していきます。

先輩行員
最後に登場するりそな銀行は上記でご紹介したメガバンクではありませんが、メガバンクに次ぐ日本で4位の金融グループなので紹介しています。

三井住友銀行のボーナス

三井住友銀行の各年齢の年収はおおよそ以下の通りです。

25才 463万円
30才 708万円
35才 915万円
40才 1006万円
45才 1022万円
50才 1123万円

三井住友銀行の平均年収は842万円、平均年齢は38.0才となっております。三井住友銀行 有価証券報告書より)

銀行員のボーナスはおおよそ2ヶ月分と言われていますので、各年齢のボーナスを計算すると以下のようになります。(春夏合わせたボーナス2回分の合計)

25才 115万円
30才 177万円
35才 228万円
40才 251万円
45才 255万円
50才 280万円

比較的ボーナスが高いと言われている業種の不動産業でも平均のボーナスが約42万円(2019年度)と考えると、このボーナスは高額といえるでしょう。

その一方で、銀行員はストレスのかかる仕事です。このボーナスに対して、プラスに考えている人がいれば、マイナスに考えている人もいます。

三井住友銀行は他行と比較すると給与も高く、平均年齢も一番低いため若手のうちから年収を上げられます。そのため、全体的に不満を感じている人は少ない印象でした

参考:OpenWork

三菱UFJ銀行のボーナス

三菱UFJ銀行の各年齢の年収はおおよそ以下の通りです。

25才 440万円
30才 652万円
35才 836万円
40才 1008万円
45才 1183万円
50才 1331万円
55才 1347万円

三菱UFJ銀行の平均年収は773万円、平均年齢は38.3才となっております。三菱UFJ銀行 有価証券報告書より)

こちらも同様、銀行員のボーナスをおおよそ2ヶ月分で計算すると以下のようになります。(春夏合わせたボーナス2回分の合計)

25才 110万円
30才 163万円
35才 209万円
40才 252万円
45才 332万円
50才 336万円

三菱UFJ銀行の平均年収は、メガバンクの中でも年収が1番高いとされる三井住友銀行と比較しても40才以降からの年収が高くなっていることがわかります。

みずほ銀行のボーナス

みずほ銀行の各年齢の年収はおおよそ以下の通りです。

25才 424万円
30才 642万円
35才 871万円
40才 1035万円
45才 1097万円
50才 1094万円

みずほ銀行の平均年収は729万円、平均年齢は38.1才となっております。(みずほ銀行 有価証券報告書より)

こちらも同様、銀行員のボーナスをおおよそ2ヶ月分で計算すると以下のようになります。(春夏合わせたボーナス2回分の合計)

25才 106万円
30才 160万円
35才 217万円
40才 258万円
45才 274万円
50才 273万円

他のメガバンクと比較すると、みずほ銀行の年収の水準は「やや低い」と言えそうです。

みずほ銀行と、この中で最も年収水準の高い三井住友銀行の平均年収の差は、約113万円近い差がありました。

先輩行員
三井住友銀行の年収は3メガバンクの中で最も高いと言われていますね。
Jony(元銀行員)
1人あたりの営業利益が高いからというのがテンプレ回答です。

りそな銀行のボーナス

りそな銀行の各年齢の年収はおおよそ以下の通りです。

25才 378万円
30才 542万円
35才 689万円
40才 761万円
45才 764万円
50才 780万円

りそな銀行の平均年収は671万円、平均年齢は39.9才となっております。(りそな銀行 有価証券報告書より)

こちらも同様、銀行員のボーナスをおおよそ2ヶ月分で計算すると以下のようになります。(春夏合わせたボーナス2回分の合計)

25才 94万円
30才 135万円
35才 172万円
40才 190万円
45才 191万円
50才 195万円

りそな銀行の年収の平均水準は、地方銀行よりも上、メガバンクよりは低い位置です。

メガバンク3社合わせた平均年収は約800万となっていますので約129万円もの差が開くことがわかります。

Jony(元銀行員)
このため、迷ったらメガバンクに入ることをおすすめします。(その後のキャリアという意味でも。)

銀行員のボーナスが低い理由

銀行員のボーナスは高いというイメージがあると思います。では、銀行員のボーナスがなぜ低いと言われているのか。

ここでは以下の3つの理由を挙げて説明していきます。

  • 年功序列型だから
  • 個人の成績でボーナスが大きく上がることはないから
  • 本業(貸付)の収益が落ちてきている

年功序列型だから

厚生労働省の統計データをもとに銀行員の生涯の年収を追っていくと年功序列に上がっていくことが分かります。

銀行業界は「年功序列型」といわれ、出世や昇給は若手では難しいといわれています。

徐々に30代から年収が上がっていき、40代、50代でも役職に就ければ1000万円を超える高い給料を維持できます。

しかし、40代50代から徐々に「出向」や「転籍」を命じられるケースも増えていき、収入が減ってしまうこともあります。人によって違いますが、場合によっては年収が半分ほど少なくなってしまうこともあります。

Jony(元銀行員)
グループ会社のヒラ社員として出向パターンだと、給与が大きく下がることがありますよね。

個人の成績でボーナスが大きく上がることはないから

銀行員は減点方式でミスをするたびに評価は下がっていきます。しかし、個人の業務評価でボーナスが大きく上がることは残念ながらありません。

会社全体の業績→リテール部門全体の業績→支店の業績と規律が決まった上で支店に支給されるボーナスが決まります。

個人だけのノルマを達成すれば良いのではなく、支店自体のノルマを考えなくてはなりません。

個人の成績次第でボーナスがあまり変わらないのが結論としてあります。

先輩行員
個人のノルマは廃止された...。というニュースをご覧になられたことはある方もいるかもしれませんが、内部事情的には実質的に消えてないことがほとんどです。
新人行員
まあ、実際ノルマなきゃやらないしね...。

本業(貸付)の収益が落ちてきている

大手銀行、地域銀行と共に「本業利益」つまり、貸出で得られる金利収益が落ちてきています。

貸出金利回りの低い大企業向けの貸出が増えてきたことが一因です。

実際に2019年、金融庁から公表されたレポートに「顧客向けサービス業務(貸出・手数料ビジネス)の利益の状況を見ると、経費等の減少等により、連続赤字となっている銀行数は105行中45行と減少した一方、5期以上の連続赤字となっている銀行数は23行から27行へと増加するなど、黒字転換が進まない状況が続いている。」と報告されています。

新人行員
残念ながら今まで通りの「銀行業務」では回らなくなっているんですね。
Jony(元銀行員)
私が独立したのは、そこらへんが大きな理由になっています。

この後、銀行業は「情報のハブ」になるのではないかと筆者は想像していますが、いづれにせよ銀行員だから安泰という考え方は、事実上捨てた方が良いと思います。

銀行員のボーナスを上げる方法

ボーナスが低い理由をご紹介してきましたが、若手のうちに上げる方法はあるのでしょうか?

残念ですが答えはないと言っても過言ではないでしょう。

そのため、年収が上がるまで耐え続ける以外には、副業や転職をおすすめしています。

副業を始める

銀行員は今までは多数の個人情報を扱っているため、情報漏洩などを防ぐため副業が禁止されていました。

ですが近年、みずほ銀行をはじめ副業を解禁する企業が増えてきています。

銀行員は金融関係はもちろん、さまざまな業界の動きや不動産関係などの幅広い専門知識を持っているため以下の3つの副業をおすすめします。

  • ライティング
  • アフィリエイト
  • ブログ

上記はパソコンがあればどこでもいつでも始められるので専門知識を持っている銀行員は今までの経験を活かせるでしょう。

とは言え、「成果も出ていないのに副業なんてするんじゃない!」と上司に言われてしまう未来って簡単に想像つきますよね。

そこで、以下の記事で時期によってはバレない副業も紹介しているので、ぜひご覧になってみてください。

Jony(元銀行員)
実際私もライティングでフリーランスとして生きているところはありますね...。銀行員の副業としても優秀だと思います。

【抜け道】銀行員は副業できる?おすすめの副業5つも紹介

銀行員の独立・副業に「ライティング」をおすすめする理由

転職をする

安定している、給料が高いなどの理由から人気の銀行員。

しかし、離職率も3年で3割、5年で5割と言われ、離職率も高いのが実状です。

実際に給料が高いと言われる年収1000万に到達するにも、少なくとも10年はかかるのです。

銀行員の転職は金融業界で高く評価されるケースが多いです。大・中企業はもちろんのこと、ベンチャー企業でも求められ、特に管理部門で求められています。

20代の転職は比較的どの職種、業界でも転職はしやすく未経験の業種にも挑戦できるチャンスです。

Jony(元銀行員)
石の上にも3年なんて言いますが、私は銀行に入行してから2年で独立しちゃっているので、上司のいうことは全く気にしなくていいと思います。

【実体験】銀行員におすすめな転職先はどこ?年齢別のおすすめまで徹底解説!

地道に出世をする

銀行員が自分には向いている、そんな方は地道に出世コースを目指すのみです。銀行員は頻繁に転勤や異動があります。

出世するための必要条件は以下の4つになります。

  • 学歴
  • 大きなミスを起こさない
  • 上司に気に入られる
  • 資格を取得する

ビジネスモデルとしても「信用」を第一にしているためミスを一度でもしたら出世コースから外されてしまいます。

そして上司に気に入られる、これがピラミッド型組織の銀行員にとって、重要な鍵となっています。

仕事外の飲み会での接待、休日のゴルフなども付き合ったりと勤務外でも気を抜けません。

Jony(元銀行員)
まだそうした文化が残っている支店、部店はあるのでお覚悟を。

まとめ:銀行員のボーナスは正直コスパ合いません

銀行員はそれなりに年収・ボーナスは高めではあるものの、その業務負担、心的ストレスに見合う給料かどうかというとそうではない。と結論づけできそうです。

つまり、銀行員のボーナスはコスパが合いません。

Jony(元銀行員)
転職活動時にも、独立してからも色々な人の話を聞きましたが、銀行員はコスパがあまり良くないというのが結論です。

このため、銀行員ってつらいな。辞めたいな。そう思った際には躊躇なく転職をすることをおすすめします。

Jony(元銀行員)
以下、50人にご協力をいただいたアンケート調査ですが、50人中49人が転職をして良かったと回答したことが、銀行員のコスパの悪さを物語っています。

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